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ラフティング&カヤック・信号無視安全論
ラフティング多摩川・東京、奥多摩でラフティングツアーを開催しています。つれづれなるまゝに、日暮らし、硯にむかひて、心にうつりゆくよしなし事を、そこはかとなく書きつくれば、あやしうこそものぐるほしけれ。
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サッカーでは、南アW杯から今回のアジア杯を経て、ついに日本チームの色が出てきたと感じたし、一部専門家からも同様の意見がでていることが報道でも確認できた。
これは、Jリーグがスタートしてからずっとカヌー界と比較しながら傍観してきた私にとって感慨もひとしおの事件といっていい。
この「色」というのは、クリエイティビティのことで、世界と対等に戦うためには絶対に必要なファクターであると確信している。
簡単に言えば、特定の選手の真似をしているうちはその選手を超えることはできない、ということ。世界のトップパドラー(世界選手権ファイナリストと定義している)たちは、必ず人にはない独自性(オリジナリティといってもいい)を持っているのだ。

この独自性を育てるということが、指導者にとっても大きなテーマとなっているわけだが、
昨日の人工コースの話題に戻って本音を吐こう。

いくら人工コースを造っても、それだけではなんの変革ももたらせないと断言できる。

JISSの先生さんや連盟のお偉いさんが、新聞報道の通り「ロンドンのコースと同じものを造って」練習すればいい程度の考えしかないとすれば、カヌースラローム競技もなめられたものである。

日本と同じく国威発揚の道具として、スポーツの強化に取り組む中国はどうだ。
スラローム競技でも国家事業として10年に及ぶ強化を行い、人工コースも多く造ってきたが、
自国開催のオリンピックで、露骨なまでに外国選手に本コースでの練習をさせないようにしたのにもかかわらず、メダルをとれたのはカヌーだけで、カヤックは未だにトップパドラーを生み出せないでいる。
この事実は、スラローム競技がいかに奥深く、強化が難しいものであることを証明していて、スラロームを愛する私としては、大いに喜ばしいことだった。

ついでに記しておきたい。
先のアジア大会で中国がメダルを取れなかった種目はサッカーだけだったと聞く。
新聞報道の論調は、メダルを取れなかったサッカーに関してではなく、その他のすべての種目でメダルを取った中国の凄さを強調していたが、国威発揚を考えれば、たぶんサッカーは一番メダルが欲しかった種目だったろうと思うと、ほほが緩む。ついでのついでに、優勝は男女ともに日本だった。

それほどにサッカーというスポーツの強化は難しいのだ。

脱線してしまったが、日本のサッカー界が世界的にみても目覚ましい発展を遂げているとすれば、
その勝因は、Jリーグが国威発揚のための活動ではなく、サッカー文化を広く全国民に浸透させたいという活動だったからに違いない。

水泳界のように、国民の多くが小さい頃から水泳に親しむ環境ができてこそ、ようやく世界で活躍するアスリートがコンスタントに生まれてくるのだ。

トップパドラー、トニー・エスタンゲがフランスの英雄なのは、彼が強くてカッコイイからではなく、
フランス人がカヌーに慣れ親しんでいるからである。

つまり何が言いたいかって?
人工コースが山奥なんかじゃなく全国の町中にできて、学校帰りにカヌーする子どもたちが増えて、
日本選手権のゆくえなんかが新聞で話題になって、ウルトラCが上場するくらいにならないと
ダメってことさ。

私はJISSの活動を否定しているわけではない。
トップ選手の強化は大いに結構。
JISSじゃなくてもいいから、同時に底辺拡大のための活動もセットでやらないと、
中国や韓国と同じでスポーツが文化ではなく、単なる国威発揚の道具になってしまうことを危惧しているのだ。





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小田弘美
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非公開
誕生日:
1963/11/10
職業:
パドラー
趣味:
ネット通販
自己紹介:
好きな物 苺 珈琲 花 美人 カヌーの後のシャンパーニュ、なんちゃって。
カヌースラローム競技のメッカ 東京・多摩川・御岳渓谷の畔で愛妻と猫たちと、愛すべき多くのパドラーたちに囲まれて暮らしています。
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